自己紹介

とあるベンチャー企業で監査役をしている英語好き・50代後半のおじさんのです。サラリーマンをやりながらMRI語学研修センターの通信講座を受講し、登録翻訳者(日英)になるまでを綴ってきましたが、翻訳者デビューとほぼ時を同じくして、転職してしまい今のベンチャーにいます。

転職がきっかけで、定年後は実務翻訳者でやっていくというプランを取りやめました。監査役には定年がありませんから。それに伴い、このブログのテーマも実務翻訳から英語学習全般に変更しました。

監査役は素敵なお仕事

フリーランスのメリット・デメリット

翻訳者への道を一瞬でも考えた理由の一つに、フリーランスへの漠然とした憧れがあったのは否定できません。時間の拘束がある会社員を35年もやっているとそうなるのも無理はないかもしれません。
フリーランスの一般的な魅力として語られるものに、

  • 会社員と違って時間の拘束がない。
  • 組織のしがらみがない(上司・部下がいない)。
  • 自宅でできる。

等があげられます。朝決まった時間に起きる必要なく、通勤ラッシュも無縁。上司の無理な指示を聞いたり、部下の面倒をみなくていい。いいですよねー。

もちろんデメリットもあります。

  • 仕事が途切れ収入が不安定になる可能性がある。
  • いつ仕事が入るかわからず予定が立てにくい。
  • 福利厚生が基本ない(外部のサービスはあります)。

等です。

監査役の働き方

監査役と会社との関係は雇用契約ではなく委任契約です。業務委託でもありません。雇用契約ではないので就業時間の束縛はありません。上司も部下もいません。業務委託でもないので、ひたすら納品物を作るということもしません。会社に提供しているものは「監査役という役割」となります。ちなみに監査役は株主に選任されます。

勤務形態

具体的な私の状況ですが、平日は会社に毎日行っています。監査役に就任する際に、会社から週3~4日来てもらえればとは言われたのですが、自分の意志で5日にしてます。ただ、1日の稼働時間は6時間半。残業は一切なし。というか雇用関係ではないので、監査役には残業という概念はありません。この先、会社に不祥事が発生して1日12時間稼働しなければならないことがあるかもしれませんが、それは残業ではなく監査役という役割を果たすのに必要な時間ということになります。

在宅勤務も自分で選べば可能です。出社しているのは、そうした方が会社の状況を把握しやすく、監査役の職務が全うしやすいと自分で判断しているためです。

要は、株主に対し監査役としての職務を全うしていると自身を持って説明できれば良いのです。

これらの点から、時間の使い方や組織との関係でいうと監査役はフリーランスに近いものがあります。一方で突然仕事が舞い込むことはないので、フリーランスよりプライベートな予定は立てやすいと言えます。

収入面

収入面は、年間の収入が株主総会等により決まります。ですので、フリーランスのように頑張った月に収入があがるということはありません。逆に収入が減る月もありません。収入が安定しないことがフリーランスのデメリットですが、監査役の収入は安定しています。
会社と雇用関係はありませんが、福利厚生面は社員と同様、会社の厚生年金保険・健康保険に加入します。これはフリーランスにはないメリットです。

結論

以上、監査役は組織のしがらみ無く、時間の使い方の裁量は自分にあり、かつ収入が安定しているという素敵なお仕事なのです。

蛇足ですが、何かの申し込み用紙の職業欄にチェックを入れる際、「会社員」でなく「会社役員」にチェックを入れるという虚栄心も満たされます(笑)。

旧自己紹介文

2024年6月に定年を迎える会社員。

これまで定年は特に意識せず、漠然と会社員生活を送っていましたが、ひょんなことから、定年を意識するようになりました。60歳になっても、労働法的には再雇用を会社にお願いすることもできますが、立場は嘱託社員になり、賞与は無し。月給も大幅減。

それでいいの?再雇用を全否定するわけじゃないけど、それ以外の選択肢を持っておいたほうがいいんじゃないの?

というわけで、何かスキルを身に付けようじゃないかと思い立ち、翻訳者を目指すこととしました。

このブログは、その記録と英語学習についてつらつらと書き綴るために始めたものです。

保有英語資格

英検1級
TOEIC 975点
ケンブリッジ英検 C-1 Advanced (CAE)
Versant 69点

更新日:2021年12月15日
作成日:2020年1月1日

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