6月からThe New York TimesのInternational Weeklyというものの購読を始めました。
日刊英字新聞の負担
多くの方が英語学習の一環として英字新聞に挑戦していると思います。なかには継続できている方もいると思いますが、挫折する方が多いのではないでしょうか?
英字新聞は毎日届きます。せっかく買ったのだからと、出来るだけ読もうとします。しかし、あんな大量の英文を一日で読めるはずがありません。ごく一部の方を除いて、働いていたり学校に通っていて、一日にとれる時間は限られるはずです。土台無理は話なのです。ちょっとした拍子に読まなくなると、次々と読めない理由が出てきて。かくして未読の新聞が積み上がり、罪悪感も積みあがっていく。
日本の新聞なら、斜め読みだけして処分しても罪悪感はありません。そもそも目的が違います。日本の新聞は情報収集目的ですから、見出しだけでもいいのです。一方、英字新聞は英語学習用ですから、本文を読まないと意味がありません。でも、毎日あれだけの英文が提供されると、読めてる英文はごく一部。情報収集の斜め読みもしないでしょうから、大部分が無駄なのです。そしてお金を無駄にしている罪悪感が襲ってきます。
私の購読経験
上記のような状況になるのが目に見えていたので、私の場合、英語学習のために日刊英字新聞の購読は論外でした。ネットで無料の英文記事を読むのも手ですが、やっぱり紙でほしいんですよね。というわけで、私がこれまで購読した英文出版物を紹介します。
The Economist
言わずと知れた英国の知性。英語学習者なら一度は憧れるのではないでしょうか?発行は週刊なので、日刊新聞のようなプレッシャーはありません。それでも字が小さく、結構な分量なので全部はとても読めません。使われている単語も結構難しいです。
よく、英検1級で出題される単語は難し過ぎて、普段あんな単語は使わないとDisる人がいますが、そういう人は自分の接するメディアが狭いだけ。The Economistはまさしく英検1級で出題される単語が普通に使われてます。
結局、一部しか読めてなかったことと購読料が高かった(ひと月4000円以上)ので、数年で購読を止めましたが、時間のある老後にはまた購読するかもしれません(笑)。
ちなみに、The Economistは週刊でありながら、自身をNewspaperと呼んでます。
The Japan Times on Sunday
文字通り日曜発行のJapan Times。当初一部280円と手ごろだったのですが、*途中で一部350円に値上がりしたと同時にThe New York Timesの週末版がつくようになりました。自分にとってはこれが余計でした。というのも、 The New York Timesのページ数が結構あったのです。
私個人の立場からすると、値上げされ、分量的に読めもしないものが来るようになったのです。これを機に、購読を停止しました。
なお、Japan Timesの名誉のために言いますが、情報量と料金のバランスを考えれば、相当お得なサービス変更です。
*土曜日発行となり名称もThe Japan Times Weekend Editionに変更
The New York Times – International Weekly
そして、最近発見し購読を開始したのが、 The New York Times – International Weeklyです。

一部なんと220円。絶対的に安いのです。その分コンテンツは少なく全8ページ。でもこの少なさがちょうどよいのです。週刊なので1日1ページ強。写真が占める割合もそこそこあるので、その気になれば読破出来ます。「読まやきゃ~」なんていう変なプレッシャーもありません。お財布にも優しい。
しかもコンテンツは天下のThe New York Times。骨太です。The Japan Timesより高度な英語です。国際情勢3ページ、社説&コラムで1ページ、ビジネス1ページの計5ページが定番コンテンツで、残る3ページはスポーツ、アート、旅行、科学など週によってバラバラのようです。
ちなみに、日本の新聞ではないので話題がなければ日本には触れません。私の肌感覚では、韓国の方が取り上げてもらっています。日本の国際的な地位の低下でしょうかね。安倍元首相銃撃についても一切触れていません。それにはちょっとびっくりしましたが。
日本では朝日新聞が代理店のようで、朝日新聞の販売所がある地域は購読可能と思います。ということは、日本全国あまねくということですね。配達日は日曜日。英字新聞で英語を勉強しようと思っている方にはお薦めです。
このブログの関連記事
The Japan Times on Sundayの見本誌が届きました
50歳代後半の男性会社員です。一時実務翻訳の勉強をしいて、仕事を貰えるレベルにはなりましたが気が変わり方向転換。ブログのテーマも実務翻訳から英語学習全般に変更の方向です。詳しい自己紹介はこちら。
コメント