オミクロン株の広がりにより、ついに沖縄・山口・広島の3件にまん延防止法特別措置が発令されました。いやですね~。せっかく世の中が元にもどりつつあったのに、、、、。
NHK WorldのNewsでも取り上げられました、まん延防止措置。英語で何と言うと思いますか?
緊急事態宣言なら State of emergency ですね。これは比較的なじみのある英語だと思います。他国でも発動されていますし。
ではまん延防止は、、、。まん延はPandemic?さすがにそうは言えないのでSpread程度にしておきましょう。防止はPrevention、特別はSpecial、措置はmeasures。ということは、Virus-spread prevention special measures?
いやそんな長ったらしく、直訳的な表現ではありません。NHKではこう表現していました。

はい、Quasi-emergency です。日本語で言えば準緊急事態です。ややこしい直訳英語は使わず、潔く準緊急事態。こういったシンプルな表現のほうが英語話者には意味が伝わりやすいですね。緊急事態に準ずる状況なのだと。
直訳英語で説明してみて、英米人から「で、要するにどんな状況なの?」と返され、「要するに準緊急事態宣言みたいなもんだ」と回答するハメになるのを避ける表現です。
他のよい例が思い浮かびませんが、日本語を文字通りには訳さず、シンプルな英語で表現することは割と多い気がします。
ちなみにJapan Timesの他、共同通信や毎日新聞などの大手メディアの英語版でも、Quasi-emergencyやQuasi-state of emgergencyといった表現が使われており、定着した英訳のようです。
時節柄、英語で世間話をする際に使ってみてください。
50歳代後半の男性会社員です。一時実務翻訳の勉強をしいて、仕事を貰えるレベルにはなりましたが気が変わり方向転換。ブログのテーマも実務翻訳から英語学習全般に変更の方向です。詳しい自己紹介はこちら。
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